株式会社リプ●スのウィング●ット特急データ復旧60分というサービスってどう?

>障害発生日および状況について覚えている範囲では、復旧を依頼するハードディスクは,主にバックアップのために使用していました。
>そのため,購入直後からハードディスクをPCに接続したままにしており,障害が発生した正確な時期は不明です。
>原因も思い当たるところはありません。
>9月末頃(26日前後)にデータを使用するためにアクセスしようとしたところ,PCがUSB接続の外付けハードディスクを認識していないことに気付きました。
>特に異音などは確認できませんでした。
>USB接続の外付けハードディスクはアイオーデータ製のHDPC-U1.0Kです。
>容量は1TBです。データ容量は700GB程度になります。
>障害発生後,データ復旧調査を「株式会社リプ●スのウィング●ット特急データ復旧60分というサービス」に依頼しました。
>論理障害によりパーテーションの認識ができなくなっているという旨の報告を受けました。
>しかしながら,10万円程度の費用がかかるといわれ,価格面の折り合いがつかず,依頼をキャンセルしました。
>そこで質問なんですが、論理障害の場合10万円程度の費用が相場なんでしょうか?
ひとくちに論理障害といっても


障害の程度には軽度、中度、重度があるため一概には高い安いの判断は難しい側面があります。また物理障害よりも重度の論理障害の方が調査や復旧に時間がかかるケースがあり、また復旧率も物理障害の方が高いケースがあるからです。
一般的には機械的に故障してしまった物理障害の方が復旧率が低いと思われるかもしれませんが、直接データを破損させたり、消失させたりする論理障害の方が復旧率が悪いことが多いのです。
またIODATA製の2.5インチのUSB接続の外付けハードディスク、HDPCシリーズは結構色々なトラブルがあります。購入から1週間以内で異音が発生したり、パソコンから認識できなくなる故障率が高い傾向があるのです。
これまで数十台のIODATA製のHDPCシリーズのご相談がありましたが、どうも外付け側の基盤に問題があるようです。外付け側の基盤を使わずに、他のケースの基盤を通してパソコンに?げたところ認識したというケースが結構あります。
さて、今回、障害のあったアイオーデータ製のHDPC-U1.0Kは容量が1TBとのことですが、その位の容量の場合、一般的なデータ復旧費用の相場は5万円~6万円程度です。
少し高いデータ復旧業者だと8万円~14万円程度になります。
ちょっと悪質な業者だと軽度、中度、重度に関わらず論理障害でも20万円以上といった金額を請求されます。
なのでご相談者様がご依頼された障害内容が正しい場合、若干、高いかもしれません。但し、依頼されたハードディスクを直接見ていないので実際は分かりません。
一般的なことは言えますが、データ復旧の場合、個々の状態にかなりよるので、断定することが非常に難しいのです。その上で正確に判断する方法は、他社にも見積もり依頼してみれば、障害内容や適正な料金もわかるかもしれません。
多分、調査が60分ですよという意味で使われているのかもしれませんが・・・普通、「特急データ復旧60分というサービス」と聞けば、どんな障害でも1時間以内にデータを復旧してくれると勘違いするかもしれませんね・・・どうなんでしょう??。
また障害の程度にもよりますが、60分でデータの復旧が出来るのは10台のうち1台あるかないか!?障害内容や型番、容量にもよるでしょうし、個々の状態によると思われるので、事前に詳細を伝えて電話やメールで問い合わせ確認しておくことをオススメします。
というのも例えば、B5サイズ以下の薄型ノートパソコンがあった場合、その多くはハードディスクの取り外し作業に時間がかかります。簡単なものは5分もせずに内蔵のハードディスクを取り外せますが、B5サイズの薄型ノートパソコンの場合、ほとんどが1時間ほどかけてハードディスクを取り外す必要があるケースもあります。
調査をする前のハードディスク取り外し作業だけでも、ネジの紛失やプラスチック部品の破損に気をつけながら外せば、1時間もかかるケースは良くあることです。そこから調査開始ですから、そもそも1時間で調査完了できるかどうか・・・ケースバイケースでしょう。
分かるのはハードディスクが物理障害なのか論理障害なのかくらいかもしれません。
データ復旧が可能なのかどうかの診断までは難しいかもしれません。なので、まずは一度、実際の依頼品の型番や症状、容量などを調べて、メールや電話で問い合わせてみるのが良いでしょう。
ウィンドウズのエラーだけなら、そのままデータの抽出が可能ですが、一般的な論理障害の場合でも数時間かけてデータの調査抽出作業を行う必要があります。ハードディスクの容量が500GB、1TBと大きくなり、最近は2TBといったものまで普通になってきました。保存してあったデータ容量も大きければ、大きいほど、復旧ではなく調査にも時間がかかります。
ハードディスクが機械的に故障しパーツの交換が必要な物理障害なら、そもそも出張して調査復旧なんて技は到底不可能です。なぜなら膨大なパーツとクリーンルームといった特殊な設備が必要だからです。
また色々な会社で持ち込みや郵送ではなく、「出張データ復旧サービス」を実施している会社もありますが、費用も高額になりやすい上、出張して対応できるのは軽度な論理障害やPC3000で直せるくらいの障害しかありません。そもそも、そんなことはパソコンに詳しい人ならスグに分かることです。
なので、「出張データ復旧サービス」などを利用するのは、パソコンに詳しい人がいない中小企業の法人か、個人しか考えられません。そのようなパソコンに詳しくない人の場合、慎重に業者を選ぶ必要があるかもしれません。

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