ハードディスクの物理障害!データ復旧サービスの相場は?

物理障害

ある日、突然にハードディスクからカツン、カツンとかカーン、カーンなどの異音がし始めた。USB外付けHDDを高いところから落としてしまった。ノートパソコンが入っていた鞄ごとクルマに轢かれてしまった。このような場合には明らかな物理障害です。

ですが、物理障害はこのような明らかな原因があるとは限りません・・・。特に何もしていないのにいきなりパソコンからハードディスクを認識できなくなりウィンドウズが起動しなくなった。USB外付けHDDをパソコンに?いでもパソコンのマイコンピュータ上で認識できない。

このようなケースも実は良くあります。実際、多くのパソコン利用者は、

  • 「昨日までは普通に使えていたのに、今朝になったら突然、異音が聞こえ始めた・・・」
  • 「「金曜日の夜に退社した時までは普通に作業をしていたのに、月曜の朝になったらパソコンが起動しなくなっていた」

というケースが良くあるのです。

このような場合、物理障害であってもなかなか気づきにくいものです。パソコンやハードディスクから変な異音がする・・・といった異常があればスグに気が付きやすいのですが、物理障害であっても気が付きにくいケースは良くあります

ハードディスクの異音以外で確認するのが困難ケース

  1. ハードディスクのモーターが回転していない
  2. ヘッドの故障でも、ヘッドのシーク音が小さすぎてケースに入っていると、ほとんど聞こえない
  3. 電源投入時にモーターも回転し、ヘッドもスピンアップするが、モーターの回転数が落ちて、ヘッドがスピンアップできなくなる。この場合、異音はほとんど発生しません。
  4. セクターやクラスターなどのファイルシステムに読み取りできないバッドセクター(BAD SECTOR)が発生しているため、ハードディスクは認識していてもデータの読み込みやコピーなどのアクセス作業はできない。、

ハードディスクの寿命

一般的にハードディスクは家電のように5年、7年と何も問題なく使えるわけではありません。大体、~4年程度でハードディスクは寿命を迎えます。運よく、5年もったとしても、パソコンのその他のパーツが故障し始めます。

例えば・・・


ノートパソコンならモニーターやマザーボード、メモリーやCPUがドンドン壊れ始めます。OSも5年位経つと2世代ほど進化してしまうので、やはり4年程度で新品に買い替えることになると思います。

特に液晶モニターはデスクトップPCであれば、スグに交換可能ですが、ノートパソコンは液晶モニターが故障すると厄介です。

只、きちんとデータをバックアップしていれば何も問題ありませんが、パソコンのトラブルはそろそろデータのバックアップをしようとしていた頃に起こるものです・・・。

データ復旧サービスの専門業者に依頼した場合の相場

では、ハードディスクが物理障害を発生したときにデータ復旧サービスの専門業者に依頼した場合の相場は幾らくらいでしょうか?

普段、利用することがほとんどないので相場観が中々、分からないと思います。

物理障害が発生し、2TB容量のハードディスクの場合、例え1台でもデータ復旧サービスの専門業者に依頼した場合の料金相場は大体350,000円くらいになります。

業者のタイプ別 2TB容量で内蔵ディスク1台;物理障害のデータ復旧費用平均
安い業者 20万円(消費税込)
標準的な業者 30万円(消費税込)
高額な業者 40万円(消費税込)

論理障害でも障害の程度によって、かなり違いますが3万円~13万円程度になるケースが一般的です。

ハードディスク容量や復旧先メディア代金、送料などによっても多少の違いはあるのですが、物理障害のHDDをデータ復旧する場合、この35万円を基準に前後30%の値幅と考えて間違いありません

2TB容量の単体ハードディスクの物理障害のケースでは、安いところでは20万円ほど、高いところでは50万円くらいといった感じです。
あなたは物理障害のハードディスクに幾ら払いますか?

あなたは損をしていませんか?

ちゃんとした業者で、しかも安い業者に依頼しないと損をしますよ~。

一方で、20万円以下のデータ復旧会社に依頼することはリスクがあります。

ヘッド交換実績がある、クルーム設備がある、ドナーディスク作成用のパーツがストックされている。専門の技術者が対応している。

このような、きちんとした設備で復旧するのは、安い障害レベルでも最低20万円ほどはかかってしまうものです。

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