データ復旧サービスは専門業者に依頼しないと結局、高くつくって本当?

パソコン修理
パソコンが故障したり、トラブルが発生した時、あなたはどうしますか?多くの人はNECや富士通、ソニーといったパソコンメーカーのヘルプデスク・サポートセンターに電話で問い合わせをすることでしょう。

または購入した家電量販店などのパソコンショップに持ち込み相談するかもしれませんね。中にはパソコンの出張サポートを利用したいと思うかもしれません。

ですが、いずれのケースでも注意しておきたいポイントがあります。それは、パソコンの修理作業では保存してあったデータの保証はないということです。それもそのはずで、パソコンの故障の多くはOSのウィンドウズか内蔵HDDが原因であることがほとんどです。

その場合、ハードディスクは新しいものに交換されてから初期化リカバリーされます。データはハードディスクに保存されているので、交換されてしまえば無くなります。その他、インターネットやプリンター、メール、各種購入したプログラムは再インストールが必要になり時間も労力もかかります。

さらに大きな問題が1つあります。

データ復旧できなくても調査費用がかかるパソコン修理業者

それは大切なデータのバックアップが欲しくて、データ復元をパソコン修理業者に依頼したときです。

ケーズデンキやヤマダ電機、ヨドバシカメラ、ビッグカメラ、コジマなどに限らず、パソコン修理店が併設されているケースが良くありますが、パソコン修理店ではデータが復元可能かどうか調査を依頼しただけでも、調査費用が発生するケースがほとんです。地元の出張サポート業者に頼んだ場合、大体7,000円から15,000円ほどの調査費用が発生します。

この費用は復旧の可否に関係なくかかります・・・。

BIOS上でハードディスクを正常に認識しているか?
セーフモードでWINDOWSが起動できるかどうか?
内蔵HDDの取り外しが可能かどうか?
復旧ソフトでデータの抽出作業が可能かどうか?

大体、このようなポイントに絞られて調査が実行されます。

パソコンに詳しい人ならスグに出来る簡単な項目ばかりです。

データ復元サービスの物理障害費用は30万円以上かかるケースが普通です。あなたは高額費用を支払って損をするつもりですか

既にデータ復元サービスを業者に依頼してしまった人は見ないでください。きっと後悔してしまうので・・・今、人気のデータ復旧業者はどこなの?

パソコントラブルの問題

最近のパソコントラブルで問題になる点は主に2つです。

  1. リカバリーディスクが添付されていない
  2. ハードディスクの物理障害が多く被害が甚大

① リカバリーディスクが添付されていない

10年以上前、OSがウィンドウズXPなどの時代はリカバリーセットアップディスクというものが購入時に添付されていました。そのため、OSの不良が発生した場合には、データのバックアップさえあれば、スグに初期化リカバリーをすることが可能でした。

ですが、最近ではこのようなリカバリーセットアップディスクはパソコン購入時には添付されていません・・・。どこにあるのかと云えば、内蔵ハードディスクのセットアップ領域に保存されているわけです。CDやDVDでセットアップディスクが欲しい場合、ユーザー自身がマニュアルに従って故障前に作成しておく必要があります

そのため、パソコンが起動しないといったトラブルが発生しハードディスクを交換しても、セットアップディスクを作成していなければ、自分で初期化リカバリーすることは出来ません。

但し、ハードディスクに問題なければ、セットアップ領域にアクセスにリカバリーを実施することは可能です。

これまでは、メーカー毎のヘルプデスクに電話しながら2時間、3時間と長時間に渡って説明を聞きながら、初期化リカバリーすることも出来ましたが、各パソコンメーカーはこのような無料のサポート労力を減らし、修理で儲ける体制に移行しています。

そのため、BIOS上でハードディスクを正常に認識しているか?、セーフモードでWINDOWSが起動できるかどうか?の主に2点のみ確認し、それ以上のサポートはほとんどされません。後は、「初期化リカバリーすることは可能なので、必要な場合にはご郵送ください、但し、データは無くなりますので、データが必要な場合には、データ復旧業者に相談してください」と言われてお終いです。

「そちらで、データ復旧の対応はしてもらえないのですか?」と聞いても、「そのような作業はしておりません・・・」と答えが返ってきます。

NECや富士通、ソニーなどのパソコン製造メーカーがデータ復旧サービスを実施していないのは仕方がない面もありますが、ユーザー自身がハードディスク交換をし、初期化リカバリー出来ないのは大変不便です。

電話サポート対応すると時間も費用もかかり大変だというのも分かりますが、再セットアップ用のリカバリーディスクくらい、昔と同じように購入時に付いている方がユーザーには親切でしょう。

でも、そのような時代には決して戻ることはないでしょう。全てユーザー自身が気を付けなければいけない時代なのです。

② ハードディスクの物理障害が多く被害が甚大

また、パソコントラブルの多くがハードディスクが原因であることがほとんどです。トラブル事例にはモニターの出力エラーやUSBポートの故障など色々ありますが、Windowsが起動しないといった問題の多くがハードディスク不良が原因です。

中にはMBRエラーの可能性もありますが、4年以上経過したハードディスクのほとんどが何らかの障害を抱えています。

昔は数Gb程度だったハードディスクのデータ保存容量も今では2TB、3TBと1000倍以上に増えています。そのためパソコントラブルで問題になるわけです。ハードディスクの大容量化や写真や動画データの映像記録データが大きくなったために、一度、故障が発生した場合の損失が極めて大きくなることです。

これまでは数台のハードディスクで保存してあった大量のデータも、1台で保存可能になりました。利便性は向上いましたが、安全性という意味ではほとんど変わっていません。なので数年分のデータを一度に失う危険性と隣り合わせなのです。

パソコン修理業者で出来る復旧作業内容は

家電量販店などのパソコン修理店で出来る作業内容は非常に限定的です。特にノートパソコンではその傾向が強く、キーボードを始め、液晶モニター、マザーボードなどメーカーでなければ対応は出来ません。しかも値段も極めて高額です。

またパソコン修理店ではデータ復元サービスを実施している旨の広告がある場合がありますがハードディスクの故障には対応できません。大体が代理店契約しているデータ復旧の専門会社に依頼することになるため、別途料金が発生します。パソコン修理店の多くは調査費用だけで取って何もしてくれないケースがほとんどです。

例えば、パソコンが起動できずに、電話すると、「店舗に持ち込みしてくれれば調査可能です。」と言われます。実際に、トラブルが発生したノートパソコンなどを持ち込むと数時間または数日で調査結果を伝えられます。OSが起動しないトラブルの7割はハードディスクの故障と言われています。

そのため70%以上の確率で「ハードディスクの物理的な故障のため修理できません。調査費用は7,500円税抜です。もしデータを復旧を希望される場合、専門のデータ復旧業者で調査してみなければ分かりません。因みに費用は30万円以上かかるでしょう」と言われてお終いです・・・。

時間と労力を使って店舗に持ち込んだのに、何も解決していないのにお金だけがかかるシステムです・・・。パソコンの修理も修復もしていません。このように家電量販店などのパソコン修理店では、調査費用をお客さんから受け取ることで成り立っているだけで、出来る作業は限定的なのです。

そもそもクレームになる可能性があるキーボードを始め、液晶モニター、マザーボード交換などは製造メーカー以外では出来ません。出来てメモリー交換くらいなのが現実です。昔と違い、ハードディスクにトラブルが発生している場合、隠しパーテーションに初期化リカバリーデータがあるため、ハードディスクにアクセスできなければOSの初期化さえ出来ないのです。

データ復旧専門業者なら調査見積もりは無料

複数台のハードディスク
ケーズデンキやヤマダ電機、コジマなどに限らず店内に併設されているパソコン修理業者にパソコンを持ち込んでも調査費用だけで7,500円税抜以上かかるケースが一般的です。

せめてデータだけでも抽出できないかと相談しても、パソコンのトラブルの多くがハードディスクの故障が原因のため、何もできません・・・というケースが多くあります。

調査費用だけ請求され、お金だけがかかるわけです。そのためデータが大切で、復元したい場合には、パソコン修理店に持ち込むのは、そもそも間違いです。専門のデータ復旧業者に始めから依頼しないと、ドンドン調査費用だけを取られて何も解決していないのにお金だけが無くなります。

良くあるのが、家電量販店内に併設されているパソコン修理業者を始め、近所の中古パソコンショップや出張サポート業者など、データ復旧の専門会社でないところに依頼してばかりで、一向にデータが復元できないケースです。そのような業者は、そもそもデータを復元することが目的ではなく、調査費用だけを請求することが目的なケースも多いので要注意です。

中にはデータ復旧サービスを謳っている場合もありますが、ハードディスクの物理故障対応はクリーンルームなどの特殊な設備や高度な技術をもった人材がかかせません。そのため、費用も高額で安くても20万円、高い業者だと40万円程度は覚悟する必要があります。

それでも、多くのデータ復旧サービス専門会社では調査見積もりは無料です。何件も復旧できないパソコン修理業者に依頼して、調査費用だけを取られるよりも初めから無料で調査見積もりしてもらえるデータ復旧専門業者に依頼した方が良い思いとませんか?

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